義務教育時代の免俗実践#
十一月六日に愚かな問題を間違えた自己反省について - 教室に猫が入ってきた時#
教室の隅から軽い猫の鳴き声が聞こえると、私の手の中のペンは震えを止め、注意力も試験用紙から完全に逸れました。もし私がウールフだったら、思考の巨鯨を広い海に投げ入れ、荒れ狂う波と戦わせるでしょう。しかし、私はできません。やはり授業中ですから。
本来、ペラペラと紙をめくる音やささやかな会話のある教室は、突然非常に静かになり、私の予想とは正反対です。しかし、この静けさは学習とは関係ありません。待っているのです。何を待っているのでしょうか？または、何かを期待しているのでしょうか？これが高校 3 年生です。どんな退屈な些細なことでも私たちは興奮し、本当に面白いことには恐怖を感じます。教室に猫がいる！しかし、誰も笑うことはできませんので、誰も笑いません。
猫の鳴き声はますます激しくなり、私たちの静けさとは正反対です。猫は高校 3 年生も高校入試も人生もわかりません。そうです、猫は英単語を覚えきれないことで悩むこともなく、試験の成績が悪くて悲しむこともなく、猫の人生が困難なことで悩むこともありません。猫はただ寒いから入ってきただけでしょう。おそらく、私たち 140 人がここに座っているのも寒いからだと思っているのでしょう。猫よ、あなたは本当にかわいそうで幸運です。私たちはここにいるのも、自分自身に寒さを感じているからかもしれません - 自分の心の冷たさに対して？
猫は教室の中をのんびりと歩き回り、左右を見渡し、時折困惑した鳴き声を出します。彼はきっと不思議に思っているでしょう。なぜ時間通りに下に現れて飛び出していく人々が、今はこんなに素直にこの小さな部屋に座ってぼんやりしているのかと。猫は後ろの列まで歩いて行き、座り、この世界について考え始めました。
人間は奇妙ですね。頭の上に毛が一房しかなく、他の部分は何かで包まれているのに、猛暑の夏でもそれを剥がすことをしないのです。口の中ではいつも何かをブツブツ言って、それからはしゃぎまくるのです。人間は自分が食べないものを持ち歩き、猫に分け与えることさえしますが、猫が好きかどうかは全く考えません。人間はいつも何かに忙しく、しかし彼らの生活はまったく変わっていないように思えます。そして今、彼らは動かずにただ教室に座っているように見えます - 食べても寝てもいないし、騒いでもいない、ただぼんやりとしているだけです。
ああ、背の高い人が向かってきました。他の人たちとは違う服装をしていて、何か言ったようですが、周りの人たちはそれに合わせて何言っています。特異な服装の人が彼らを止め、猫に向かって歩いていきました。
"ニャー" と猫は温かくて不気味な教室から逃げ出し、教師も元の姿に戻りました。
ああ、血漿中の水は、消化管、組織液、リンパから来るのではないのですか？先生がちょうど教えたばかりなのに、どうして間違えたのでしょうか？本当に、本当に、あの猫のせいです。
一八年十一月七日